急に今日限りで春休みに入ることが決定し、保護者の皆さんは、どんなに困られているかと思います。そんな中、うさぎカフェも受け皿になってあげられず、申し訳ありません。うさぎカフェは「会食の場」に近くウイルス感染の危険性が高い場であると判断し、やむなく2週間のお休みを決めました。が、この決定をした直後に学校の一斉休校の要請が出て、保護者の方たちがどんなに困られているか、なのになんの力にもなれず、本当に申し訳なく、胸が痛みます。

何もできない私たちですが、3月8日のフォーラムで話すはずだった内容も踏まえながら、以下に、少しお話を書いてみようと思います。

 

 

 

もし、お母さんがおうちにいられる状況であるならば、そしてお子さんが、家である程度過ごせるタイプの人ならば…。

この機会に、もし良かったら、「お手伝い」を教えることに取り組んでみてください。忙しい日常、宿題に追われる毎日ではなかなかじっくりと取り組めない「お手伝い」。しかし、これは小さいころから計画的に教えておいた方が良いことのひとつです。なぜならいずれ、一番助かるのは、親自身だからです(*^^)v将来への貯金となります。もし気持ちに余裕が持てそうなら、この機会に、手をつけてみてください。

どこから手をつけるかは、その子が興味を持ちやすい、喜んで取り組んでくれそうなところからで良いです。うちの子で言えば、一番最初に取り組んだのは「自分の靴下を洗う」でした。これは、小学生の時にやらせ始めたのですが、同時に5歳下の弟にもやらせました。「うちでは自分の靴下は自分で洗うんだよ」ということにしてしまいました。弟はその時、まだ3歳くらいでしたが、幼くても取り組んでくれました。100均で買ってきた洗濯板で、自分の靴下を濡らして石鹸を塗り付け、ゴシゴシさせ、それを洗い流してから洗濯機へ入れる。ただそれだけですが、毎日やらせるようにしました。あんまり毎日こすったので、うちの子どもたちの靴下は、穴が空きやすかったかもしれません。

でも、園や学校に通っている子どもの靴下は真っ黒に汚れやすくて、そのまま洗濯機に入れる気にもならないほど汚いものでしたが、下洗いをしてもらうだけで、かなり汚れが落ち、助かりました。親である私が助かるので「洗ってくれてありがとう」「上手に洗えたね」と心から言ってあげられました(心から褒めるときばかりではもちろん、ありません。疲れているときは機械的に言ってました笑)

お手伝いの良いところは、教えるときはちょっと大変だけど、やってくれるようになると、親自身が助かるので心から「ありがとう」「やってもらって助かる」「あなたのおかげで助けられてるよ」と言えることです。自己有用感って特別なことではなくて、こんなちょっとしたことから積みあがっていくのだと思います。

何かのお手伝いをやらせてみたけど、うまくできなかった、ということもあると思いますが、その時に「ああ、やっぱりうちの子には難しいんだ」とあきらめてしまわないで。数年経ってから、同じことをやらせてみてください。今度は、すんなりできるかもしれません。できなかったことは、ずっとできないのではなく、「今はまだ教える時期が早かったのかな」と考えてみてくださいね。大きくなるにつれ「こんなこともできるようになったんだ!」と、色んな驚きに出会えると思いますよ。

もちろん、お母さん自身がしんどいのに無理をして、イライラしてまで取り組まなくてもいいのですが、もし、やれそうな精神的余裕と時間があったら、良かったらチャレンジしてみてください。このチャレンジは、小さいころから始まり、大きくなってもなお、形を変えて、何度も何度も取り組むことになるはずです。