年次報告書２０２４

2024年版の年次報告書を作成しました。

リンクよりご覧ください（昨年の年次報告書はコチラ）

2024年のペアレント・サポートすてっぷは、年始早々からかつてない人手不足にみまわれ、大ピンチの1年の幕開けでした。

 

途中、過重な税金の請求を受けたり（間違いだとのちにわかり還付されました）、法人メンバーが次々と親の介護に時間の大半をとられるようになったり…こんなに重なるだろうかというくらい、様々なことが重なりました。それこそ泣きたいようなことも何度もありましたが、人の手を借りることでなんとか乗り切ってきました。

 

うちのメンバーは人の手を借りることが苦手です。守りたい気持ちが強く、外に向かって心を開くにも時間がかかります。でも、今年はそういう自分たちの殻を打ち破る年となりました。人の助けが無ければ存続できなかったからです。しかし、そうやって外に広く助けを求めてみると、色々な方が手を差し伸べて下さいました。

かつて、何年も前にうさぎカフェに相談に来ていた保護者さんが「あの時お世話になったので、いつかお返しがしたいと思っていた」とお手伝いに来てくださったり…それはとても嬉しく、ありがたく、胸の中が温かくなるような体験でした。

 

このような状況でしたが、今年初めてチャレンジした「秋祭り」は、回を重ねたハンドメイド・マーケットから卒業し、新たな展開を狙う企画でした。美観地区のど真ん中での福祉イベント！駐車場はみんな有料だし大丈夫だろうかという心配をよそに、880名もの人が訪れて下さり、飲食出店、物販、セラピー、鑑定、ステージパフォーマンスなどを多くの親子が楽しむ姿を見ることができました。

 

子どもたちが笑って、親も笑って、子どもたちが竹のドラムを叩き、シャボン玉を吹き、シャボン玉が風にのって舞い上がり。子どもたちは一生懸命、自分のお財布からお金を出してお買い物をし、それをお店の人も、親も我慢強く待ってあげて。そして「賞品争奪突然ジャンケン」企画では、皆で何回も、こぶしを振り上げてジャンケンをして！夢のように平和で、楽しい景色を見ることができました。

 

また、毎月1回必ず開催する「特化型カフェ」は、病弱・難病の子の親のためのカフェ、重度知的障がい児の親のためのカフェ、成人障がい者の親のためのカフェを順繰りに月1で行い、時には専門職の講師の先生を招いたり、小物づくりのワークショップなども行いました。「障がい児を育てるシングル家庭」のための企画は年2回開催。シングル家庭に関しては費用は全額、法人が負担して行いました。

 

ハンドメイドの販売機会も「ログイン倉敷」に出店するようになったことで格段に増え、早島の月1マルシェも定着し、年末には倉敷アイビースクエアのクリスマスマーケットに、NPOで唯一、出店することができました。

 

うさぎカフェも月に7～8日は開けるようにし、メニューもいただいた食材やストック品を駆使しながらできるだけお金をかけずに、でも工夫をこらした美味しいランチを提供するようにがんばりました。

 

人手不足でギリギリの状況だったのに、年次報告書にまとめてみたら、めちゃくちゃ働いていて自分たちもビックリでした(笑)

 

人の手を借りることで、歩みを止めず、止めるどころか前に進められたと思います。

お力をお貸しくださった多くの皆様に、心から、心から、感謝しております。

 

来年もぜひ、お力をお貸しください。

物品寄付、労働力の寄付、どれもありがたいです。

 

そしてできれば、マンスリーサポーター（毎月寄付）になってください。

月々必ず入ってくる寄付は、私たちの活動の支えです。

 

公的な資金がほとんど得られない私たちの活動は、皆さまからの寄付が頼りです。

どうぞお力をお貸しください。

 

寄付は、もちろん1回限りの都度寄付も選んでいただけます。こちらをご覧ください⇒「寄付で応援」

 

どうぞ今後とも、障がい児の保護者支援活動を続けられますように、応援をよろしくお願いいたします。

 

年次報告書のPDFはこちらからご覧いただけます。ぜひ、ご覧ください。

年次報告書2024

 

昨年の年次報告書もよろしければご覧ください。

年次報告書2023