法人初・fanミーティング開催!(法人化5周年記念)
2019/12/04
12月1日(日)13時30分より、倉敷駅前のHostel Cafe&Diner KAG(カグ)にて、団体活動を始めて以来初のファンミーティング(感謝祭)を行いました。当日は、スタッフとお客様、総勢40名ほどで会場が埋まりました。
受付時にくじ引きをしていただき、そこに書いてあった数字の席にお座りいただきました。また、お渡しした茶封筒の中には、いくつかの書類と共に名札が入れてあるので、それを身に着けていただきました。
大体予定通りの時間に会はスタート。主宰者からの簡単なあいさつのあと、自己紹介タイム1クール目です。
くじ引きで座ったグループ6名の中で、順繰りにひとり1分半の持ち時間で自己紹介していただきます。お名前、お立場、法人との関係について。
1クール目が終了したら、茶封筒のすみに書いてあったグループの席へ移動。自己紹介の2クール目です。 大勢が集まっているので全員ひとりひとり順繰りに自己紹介する時間は取れないのですが、せめて参加者同士、なるべく多くの方と言葉を交わしていただきたかったので、このような形を取りました。
この自己紹介2クールで、少なくとも10名の方と紹介し合うことができたと思います。
後日、「2回の自己紹介タイムがとても良かった、いろんな方が参加しているのがわかった」と参加者のお一人から感想をいただきました♪
自己紹介タイムでざわざわしている中、終了したころを見計らって、法人紹介DVDを流して、場面転換。 今度は、法人の「これまで」を副理事長の石川から紹介してもらいました。
これまで、というのは2012年の団体結成のころからの、年々してきたことの紹介、メンバーが増えて行ったり、やることが増えて行ったり…という成長の歴史です。石川が、即興でその場で語ってくれました。
次に選手交代して、理事長の安藤から、法人の「これから」についてお話させていただきました。
内容をかいつまんで紹介しますと、私たちは10年後には現場を退きたいということ。時がたてばたつほど、子育ての第一線から遠ざかるばかりだからです。適当な時に、次世代に道をゆずらないといけません。 しかし、そのためには、私たちが安心して退ける状況に倉敷がなっている必要があります。それってどんな状況でしょうか?
障がい児のお母さんたちが気軽に相談に行ける場、安心してお話ができる場が地域にいくつもある状態
お母さんたちが様々な場、特に学校園などで、無理解により傷つけられる状態が減ること
お母さんたちが「相談して良かった」と思える人が地域にたくさん、いること
ちょっと個性的な子や元気な子が、なんでもかんでも安易に「発達障がい」とひとくくりにされないこと
そういう状態にならないと、私たちは安心して引退できそうにありません。
では、どうやったら、10年後、その状態にできるのでしょうか?どうしたらその状況にたどりつくのでしょうか。 これは、簡単には出ない答えです。
私たちが現時点で考えているプランがいくつかあるのですが、それはあくまで、今考えられる範囲の暫定的なもの。
ひとつ言えるのは、これからの10年間は、多職種・他機関と、様々につながり協力し合うことで、どんな子どもであろうと健やかに育っていけるような、親たちが支えを感じながら安心して子育てできるような、そんなしくみをつくる必要がある、ということです。
私たちの「これから」は、法人単独でがんばる時代を過ぎて、「連携」の10年に入るのです。
子どもに障がいがあるとかないとかで区切るのではなく、親が安心して子育てでき、笑顔で子どもと日々を過ごせるように。
多くの方がたと手を取り合いながら、そういう地域を作ることに力を尽くしていきたい。だから皆さん、私たちに知恵を、力を貸してください。
…そんなようなお話をさせていただきました。
その後、法人から、以下の3つについて発表させていただきました。
- 新ホームページの開設
- 認定NPO法人になったこと
- 新しい事務所に来春、引っ越すこと
そして、このあとに、来年の春までで退去することになった粒浦の家のオーナーである藤原彰子さんに、サプライズで、法人から花束贈呈をさせていただきました♡
藤原アッコさんはとても喜んでくださり、マイクを取って、粒浦の家を私たちに貸し出すことになった経緯や、その後のことなどを語ってくださいました。
本当に、粒浦の家なくして、今の私たちは、ありません。藤原さんがあの時、私たちに家を貸すと決めてくださったことで、法人の運命が変わったのです。感謝の言葉もありません。心から、みんなでお礼を申し上げました。
さて、その後は、休む間もなく「グループワーク」の時間となりました。
私たちのほうでお題を提示させていただきました。
「障がい児の保護者が安心して子育てできる未来を創るために私たちは〇〇〇を〇〇〇することを提案します」
最終的にこうした形の提案にまとまるように、各グループで意見を出し合って最後に発表・共有してくださいというもの。
このグループワーク、事前に根回し一切していません。ファシリテーションしていただくリーダーさんにも、当日「リーダーお願いします」とその場でいきなりお伝えし、各グループ内のことをお任せしたのですが…。
さすがさすが。私たちが事前に決めておいたリーダーさんたち、どなたもとても素晴らしく、場をまとめてくださいました。誰も、こちらが何も言わなくても、何も聞いてこられない(笑)
何より、その場にいた人たちが全員で、額を集めて腕組みしながら、真剣に、本当に真剣に、どうしたらそういう未来が創れるだろうか!と話し合って下さった、その光景が、もう、見ているだけで感激ものでした。
こんな人たちがいてくれる倉敷なら、未来は明るいんじゃないか。本気でそう思えました。
グループワークは30分間、あちこちでワイワイしながらなんとかまとめあげてくださり、各々が各3分ずつくらいで発表してくださいました。
そのワークシートはありがたく預かって帰りましたので、グループ発表の内容はまた別記事で紹介させていただこうと思います。
グループワークが終わり、すべての日程が終了したのちに、集合写真をパチリ。
みんなで名残を惜しみながら解散となったのでした。
皆さん笑顔で、ちょっと興奮冷めやらぬ様子で帰って行ってくださいました(笑)楽しんでいただけたのかな、と嬉しかったです。
イベントは学びの機会であると同時にエンターテインメントでもあります。主宰者側の力だけでは成立せず、会場とそこのスタッフの方々、そして何より参加者の方々と共に作り上げられるもの。いい会になったのは、皆さんのご協力のおかげです。
会場のKAGさんも、お店を貸し切りにしてこのイベントに協力してくださったので、私たちはイベントの進行そのものに集中することができて大変、助かりました。参加者の皆さんも、終始とても温かく、協力的で、なにごともとてもスムーズでした。感謝の思い出いっぱいです。
おかげさまで、とても心に残る5周年記念イベントとなりました。ご参集くださった皆さま、本当にありがとうございました!
この日、皆さんから受け取った想いを胸に、私たちはまた一歩ずつ、未来へ向かって歩みを重ねて行こうと思います。
また来年、もう少し規模を大きくしてイベントを開催する予定です。ありがとうございました。
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